2006-01-01から1年間の記事一覧

読まされ,考えさせられる

内田先生が「創造的労働者の悲哀」というエントリーを書かれていた。 実は私も以前から内田先生のblogは読ませていただいているのだけれど、今回もいつものように「刺激的」な表現で何時の間にやら最後まで読まされてしまった。 はてなブックマークにはこれ…

変化への欲望

「とにかく変えること」 「何が何でも変えること」 60が40になろうが、30になろうが、今60であることが変らないという閉塞感から、とにかく抜け出したいという欲望。 そこから動かないということへのフラストレーション。 それはもう「良くなるか」…

功名が辻

今日はNHKの大河ドラマ「功名が辻」の最終回だった。 原作を読んだことがあったので時々見ていたのだけれど、仲間由紀恵さんが千代の茶目っ気を上手に演じていて私は好きでした。 一方で、私が司馬遼太郎の小説から受けた一豊のイメージはもっと野暮ったく、…

わが愛しのキャンディーズ

先週NHKで「わが愛しのキャンディーズ」と言う番組があったので懐かしくて録画予約していたのだけれど,すっかりそのことを忘れていて今日初めてそのビデオを見ました。 当時ピンクレディーが重なるように出てきていたが、私の年代だと僅かにキャンディーズが…

理念とか現実とか

「理念」と言う言葉が出ると、それに対して「現実」という言葉が良くあてがわれる。 「理念」は恐らく何時においても、どこにおいても実現していない。 おそらく、実現していればそんな概念すら必要とされないだろう。 例えば「自由」とか「平等」とか「平和…

私も実は「美しさ」が好き

私は国家の政策としての「美しい国」などはくだらないと思うが、人それぞれがそれぞれの「美しさ」を歪めることなく持ち続けること、それらを持ち続ける人々がそこにできうる限りそのままでいることができる環境を悪い環境だとは思わない。 環境を国といって…

発展のバロメーターそれとも衰退のバロメーター?

歴史を紐解けば、それまで支配していた価値観の転換期といったようなものはあるように思う。 現在の価値感上での「革新的なビジネス」などというのは現在の価値観の発展の兆し(発展の加速剤)なのか、それとも衰退の兆し(衰退への加速剤)なのか? 現在の金融…

南米の動向

ベネズエラ大統領選、反米左派・チャベス氏が3選 南米は発展途上でグローバル市場経済の洗礼をモロに受け、その実像を実感を持って受け止めたのだろう。 環境や前提の違う日本では感じ得ないことを感じるハメになってしまったのだと思う。 日本人が現実と思…

イラクの今

バグダッドで自動車爆弾が爆発、少なくとも51人が死亡 益々酷くなるばかり。 アメリカのメディアも内戦と言う言葉を使い始めた。 ブッシュ大統領の選択はイラクを内戦に導いたと言うことのみならず,世界を不信に突き落としたことにおいて歴史のターニングポ…

イラク政策の総括

米国務長官:イラク政策に「誤り」認める アメリカも色々な人が色々な場面で誤りを発言し,方向転換の兆しが見えるけど、日本政府というのは本当にスルーする気らしい。 まったく無責任で往生際が悪く美しくない。 正しさや美しさなどはそっちのけで政策決定…

判事の自殺

大阪高裁判事が自殺か 住基ネットに違憲判断 なんかよく分からないが、時期的に嫌なニュースだ。

大人のいじめ

「大人」の職場でも深刻 労働相談の2割近くに 以前からわかっていること。 自殺の多さにしても同じ事。 きっと社会がこのような現状にあるから、大人は子供にだけは弱者になって欲しくないとプレッシャーをかけ、それがまた「イジメ」や「自殺」を再生産する…

重宝な責任

教師から教育の力を奪ったのは「責任」なのではないか? 「責任」と言っても生徒に対する「責任」や教育に対する「責任」では無くて「御達し」の履行「責任」。 「御達し」と「現場」との矛盾が生み出す「問題」は「現場」に押し付けられ「御達し」を出す側…

ふと思ったこと

文化とか伝統って言うのは「無駄」から生まれるのではないかなぁ。 なにか理由のある既知から生まれるのだろうか? 偶然とか未知とかから厳密な理由も無くひょっこり現れて、その後に意味付けされて理窟付けされて行くんじゃないのかな。 大体生まれたときは…

人のない国家

と言う言葉が頭に浮かんだ。 イメージとしては 「概念」だけがあり,そこに人の存在感が無い。 と言ったような感じ。 決まりだけがあり、実体が無いとか 数字だけがあって、実感がないとか 全体性だけがあり、個別性が無いとか マクロだけがあり、ミクロが無…

メディアの衰退

国境無き記者団の「世界報道自由ランキング」が出たようです。 http://www.rsf.org/article.php3?id_article=19388 日本はこのランキングがスタートした2002年以来下がりつづけている。 ロールモデルであるアメリカのそれと同期するように落ちているところを…

奇跡的回復

しばらくこの時間帯のニュースは見なかったのだけど久々にニュース23を見たら福知山線の事故で意識不明の重態から少しずつ回復している女性の話が紹介されていた。 あの悲劇的な事故のしかも2両目に乗っていてという女性は内臓破裂の上、意識不明の重態で病…

信じる

何かを信じずに生きている人などはいないだろうと思う。 どんなに懐疑的な人もその懐疑的なことを維持できるのは何かを信じているからだと思う。ただ「何かを信じている」と公言する人とは違う「何か」を信じているだけ。 「何も信じることはできない」「信…

ある日の公園の風景

この前、休日に近くの公園に行ったのだけれども、家族連れが結構いて遊んでいた。 微笑ましい風景と言いたいところなんだけれども,なんか島宇宙のようだった。 これだけ子供がいるのに、別の家族の子供同士はまるで別の世界で遊んでいるような感じで,家族…

漠然とした不安

倫理規範というのは、身近な切実さや主観から見渡しても、そのスコープ内にその根拠を見出すのは難しい。 世界に私一人が生きているときに倫理規範が意識されるとも思えない。 他が意識されて初めて認識される概念だと思う。 「漠然とした不安」という言葉が…

今が全て

「今を大事にする」ということと「今が全て」という事とは同義ではないと思う。 今と未来が継続しているか、分断されているかの違いがある。 私は前者を現実主義と呼び,後者を現在主義と呼び区別したくなる。 未来はいずれも不定ではあるけれども,前者は予…

「相棒」

最近「切実さ」に拘って書いているけど、行き着くところは単に「情と理」の問題ということになるのかもしれない。 ところで、テレビ朝日系で「相棒」というドラマがあるのだけれどもその2人の主人公「右京」(水谷豊)と「かおるちゃん」(寺脇康文)の関係…

現代に

武士道からイメージされる戦いのような戦争はない。 戦士と戦士が向き合って正々堂々と戦うような戦争はない。 戦争に大儀を見ても戦場に大儀はない。 守るべき物のためにと思いながら本当に守るべき物を守る事もできない。 本当の敵の手先となって、本当の…

切実さの操作

「切実さ」は人の「関心」や「行為」(動機)を大きく左右すると思う。 このことは「関心」をコントロールしたければ「切実さ」を喚起する事が実に有効な手段であるという事を意味すると思う。 世の中には多くの概念のレイヤーが錯綜し、個々夫々がそれら多く…

「切実」と「関心」

中東とアフリカ どちらでより大規模な理不尽が発生しているかを考えれば、アフリカはより悲劇的だと思う。 内戦・争い・暴力の犠牲者を始め、エイズ等の感染・病気による犠牲者、栄養不足による子供の犠牲等様々な理不尽が蔓延していると思う。今を切り取り…

小泉さんと小泉的なもの

内閣総理大臣が安倍氏に移り、小泉政権が終った。評価は歴史が決める。 確かにそうだ。 と同時に歴史は戻らない。 既に積み上げた事実は変ることなく、その積み上げた事実の前提の上に新たな歴史が積み上げられる。 歴史が下す評価はあくまで積み上げられた…

感覚遊び3

「感覚遊び」「感覚遊び2」の続きです。 人にとって「感覚」は「切実」である。 「痛い」と思えば、その瞬間は誰がなんと言おうと「痛い」 「嬉しい」と思えば、その瞬間は誰がなんと言おうと「嬉しい」 「怖い」と思えば、やはりその瞬間は誰がなんと言おうと「…

感覚遊び2

だからなんだという事でも、検証に耐える考察ということでもなく、ひょっとしたらあたりまえのことかもしれないが、ちょっと前の「感覚遊び」というエントリーから少し連想した事柄のメモ。 (連想1) 私という主観が、同じ事実を、同時に違うものとして感じ…

「美しい日本」

「美しい」という「価値」を前面に出したスローガン。 こういうスローガンの気になるところは、この「美しい」を受け止める人それぞれがそれぞれ固有の「美しさ」の価値観で受け止めてしまうのではないかということ。 何らかの概念を抽象化して分かりやすく…

POSER and Bryce

Google desktopを使い始めたら初期設定で表示されたGigazineにPoser5.0が9/5 16:59:59まで無料という記事が出ていた。 http://gigazine.net/index.php?/news/20060905_poser5/ その記事の下にある関連記事にこれまた Bryce5.0までもがが9/6までfreeと言う記…