2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

非を争う競争原理

「お前らだって・・・」 っていうのは 「お前の言うことは違うよ」 とは違う。 大体前者の文脈は 「お前の言っていることは正しいのかもしれないけど正しくないのは俺だけじゃないだろう。」 って感じで 「非」への「許容度」に対して「不公平」を表明してい…

謙虚の物語

最初、何も知らなかった人は世界のすべてを知っていた。(知らない事はなかった) でも、何かを知った人は、より世界を知らなくなる。(もちろん知っている事は増えるが・・・) つまり「知る事」により,「知らない事」は減じない。 それを避けようとして知らな…

発展とか進歩とかグローバル化とか

発展とか進歩も「不可逆」的に進んでいくように感じられる。 個々の人には限界があるけれども「人」は続いていく。 滅亡でもしない限り生みだされたものをその記憶から都合よく消し去る事ができない。 たとえ、その生み出されたものが人にとって不都合なもの…

意識させられる事

それまで意識もしなかった概念に出会ってしまう事は時に困った事だなと思う事がある。 その概念に付きまとわれると言ったらいいだろうか。 その概念を知った事で、したくなくともそれを「意識」させられる。 たとえば、もともと全く何の偏見も持ち合わせてい…

脈絡も無く・・・ふと

旅行は好きなので、色々なところに行った。 自然のあるところが好きだ。 でも、その自然の中にいても、大抵はその自然の中でその風景とは違う何かを考えていたり、感じていたり、思っていたりしている。 風景の美しさや凄さなどを目にしながら、それらを通し…

結果としての美しさ

今でも、神戸で起きた震災時のように、多くの人が苦難を共有したとき、それまで「公共」と無縁にすら見えた人でさえもその「公共心」「思いやり」「助け合い」を発揮したりする。 その感性は理屈抜きに日本人の中に宿っていた。 苦難に一区切りがついて概ね平穏が回…

「私に複数の命と複数の立場が有ったなら」

なんてことを考えた。 もしそうなら、きっと世の中で起きる事実を今よりも客観的に確率的につまりは論理的に受け入れる事もそれに基づく決定に従う事も抵抗なくできるだろうと想像する。 主観と客観との間で起こる様々な矛盾も、致命的な問題として受け止めな…