2007-01-01から1年間の記事一覧

都民の税金を地方にというニュース

ついでなんでもう一つ 都民にとってはなかなか納得の行く話しでは無いでしょうね。 「何で俺たちの金を」って思うでしょうね。 ただ、この手のニュースを聞いたときにいつも頭を掠めるのは大リーグの「分配金制度」と日本の「巨人がプロ野球を支えている」制度と…

久々に

以前、社保庁の年金問題に関連して「国は責任を取らない」というエントリーを書いたことがある。 どんなに政府が口約束してもできないことはできない。 ここに至ってはコレは前提とするしかない。 やはり、市民がある程度手間やリスクを負って監視していく体制…

日本の外交って・・・何?

どこかのブログで日本の働きかけで実現した、国連の「謝意決議」を外交成果だと言っていた。 でも、私にはどうしてもそうは思えない。 諸外国の思惑を日本政府の働きかけで日本政府に有利な形に導いたと言う意味で成果なのだとしたいのかもしれないが、その…

総裁選と欠席裁判

先日、厚生労働大臣が放送法が定める政治的公平の原則に違反するとしてTBSに抗議していた。 舛添厚労相がTBSに抗議へ、年金問題で「欠席裁判」と 私は、その経緯も考慮すればこの抗議を正当なものだと思う。 一方、この「政治的公平」を考えたとき、自民…

「私たち」と異端

私が「私たち」に属していて、異端ゆえ危険な一人の者に対して持つ恐怖 と 私が異端で、異端であるがゆえに誰からも危険であるとされる恐怖後者のほうが圧倒的に怖いな。それを一つ上層でメタ的に見たら異端は逆だったなんていうのが魔女狩だったり、村八分…

これも働きかけの成果か?

約10カ国大使が合同説明へ 海自の給油継続要請で インド洋での海上自衛隊による給油活動継続のため、アフガニスタンやインド洋に部隊を派遣している約10カ国の駐日大使が、与野党国会議員を対象にテロリストの海上阻止活動に関する合同説明会を計画して…

先天的に頭でっかちであること

私は十分頭でっかちである。 頭でっかちであるからこそ、頭でっかちであることによってもたらされる不都合を常に思い知らされている。 思い知らされているからこそ、そのことを無視できないのだ。 そして、理屈ではない何か、私には知りえない何か、その沈黙…

自己責任と自業自得

これまでにも何度か「自己責任」について考察してきたけど、今の時点でのまとめ的なものとして書いてみようと思う。(まだ考え続けるつもりですが…) これまで「自己責任」と言う言葉の遣われ方を見てきたが、経済的な使われ方以外では、単に「自業自得」の置き換え…

将来のグローバル世界

経済至上主義的グローバル経済の将来の姿って言うのはどんな姿なんだろう。 グローバル企業や企業体に国境はなくなるのだろうな。 ただ、いくつかの経済圏の間に境界ができるかもしれない。(本当の富裕層にはそれも関係ないかな。) 同じ経済圏内では市場ルー…

科学の教育

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070913ur01.htm 私が子供の頃は、科学はそのまま希望だったという前提がある。 世界は科学で良くなるというような[感覚]があった。 今の子供たちはどうなんだろう? それは子供たちが今の科学によって築かれた便利な…

ドキュメンタリーを見て思ったこと

NHK-BSの世界のドキュメンタリー「隠蔽(いんぺい)された真実 〜捕虜虐待に加担した兵士たち〜」を見た。 これはアフガンに派遣されたデンマーク軍がアメリカの進める「テロとの戦い」への協力において、米軍の捕虜虐待の事実を知りながらデンマーク軍の捕…

一山いくら

今日は鴨下環境相の番らしい。 離党しているらしいが玉沢徳一郎元農相がそれの後に続く。 おまけに甘利明経済産業相も領収書を紛失して、そしてその一部は見つかったらしい。 毎日のように小出しにしているからもう訳判らん。 みんな一覧にして「一山いくら…

ちょっとだけ

いまだに朝青龍のニュースをあちこちで見るけど、本当にこのニュースは視聴率を稼いでいるのだろうか? 私はこのニュースが出てくると即座にチャンネルを変えたくなるのだが・・・

ちょっとだけ(テロ特措法)

テロ特措法に関連して、もし安倍総理が職を賭して実質的な議論をしたいのなら、イラク戦争について、テロとの戦いについて建前論ではなくその現状を率直に分析し、そこを出発点としなければ何も始まらないのではないかと思う。 それらは全てアフガニスタンに…

「揺さぶられる」ということ

台風が好きだと言ったら台風の被害にあわれた方もいるのに不謹慎だといわれるだろう。 でも、本当のことを言うと痛いほどの圧倒的な豪雨も、台風で押し寄せる巨大な大波も、天を切り裂く雷もし、めったに降らない大雪も嫌いじゃない。 要するに自然が引き起…

白い風

おー台風が来たぁ〜 雨で白くなった風がその勢いを見せ付けやがる。 交差点を白い風が暴走してる。 車は揺すられ、道路にたまった雨水がブレーキをかける。 倒されるなよワゴンR!!車から家に入るだけでびしょぬれだ。 今、やっと家に入ったよ。

整合性を維持しようとする慣性

国にしても、社会にしても、個人にしても、時間の経過の中で同一性(整合性)を維持しようとする得体の知れない力が作用していて、何かが変わってほしいと思うときなどはそれをもどかしいと感じる。 誰もが「違う」と思っていることでさえも、その得体の競れな…

尻軽すぎ

なんか政府は一生懸命「テロ特措法延長」を各国に売込んでるように見えるけど・・・ わざと外から「言わせてる」ような感じ。 「ねえ、日本の艦船が引き上げたら困るでしょ?」 「ねっ、ね」 「あのウチの小沢って言うのが変なこと言っているけど気にしないで…

Leave me alone!

スティールによるブルドックの企業買収は結局、買収防衛策が合法ということになったようだが、それでもスティール側はしっかり利益を確保しているようですね。 金に縁の無い立場から見ていると精神的価値を「人質」にして貨幣価値という「身代金」を合法的に…

金の価値が持つ価値

何の脈略も無いのだけれども・・・ 金は評価の難しい価値というものをもっともフェアに評価しているか? それはあらゆる価値に対して有効なのか? もし、「金」が交換可能な「媒体」「指標」としてのみ作用するならば価値の評価手段としてベターである可能性…

参議院選後

参議院選挙が終わった。 私は比例も個人に投票した。 結果は1.与党惨敗、2.民主躍進、3.小党後退 1.については正直ほっとしている。 2.については複雑 3.について寂しい 概ねベターではあるけど、手放しでは喜べない。 1.によってほっとしたのは政権の「独り…

良心

あらゆる価値を貨幣価値に置き換え可能であるという理想はやはり理想であって置き換えの効かない価値はあると思う。 ただ、それが人々の中にはあっても、経済理論のレイヤーでは数値化できないから「無いもの」として扱わざるを得ないだけなのだと思う。(関連…

格差そして「飢餓・貧困」

話は違うが・・・ 日本で問題となっている「格差」は、それは発展途上国で見られるような「飢餓」「貧困」と先進国との比較で表現される格差とその質は違うように思う。 もちろん「困窮の切実さ」に差が有るということではない。(関連エントリー:「感覚遊び3…

リアリスト(続き)

もし仮に、拝金主義イデオロギーが蔓延していて、それが格差の固定・拡大を生む蓋然性を感じるならば、「しょうがない」はさておき、まず感じていることは認めるしかない。 それが本来リアリストがとるべきスタンスというもの。 それが「現実」をただ現実として…

内田節

内田樹先生の「格差社会って何だろう」を読んだ。 以前『「格差」と「差」と「違い」』というちょっと似たようなエントリーを書いたことがある。 私のそのエントリーでは予想される反論(交錯する他のレイヤー)を意識した布石をゴテゴテと付け足しているけれども、…

必要悪2

「必要悪」 それは無いに越したことは無いが、あるかもしれない。 でも、それが露見すればただの「悪」。 当事者には不合理だろう。 が、その「悪」が名誉挽回できてしまうようでは秩序もまた崩壊する。関連エントリー:「必要悪」、「隙間を装う」

変な理屈

「赤城農相経費問題:父親が発言撤回 「今も活動拠点」」のなかで、経費の詳細公表要求に対する赤城農相のコメントが出ている。 『さらに野党が要求している経費の詳細な公表については、「法律で公表する必要がないのであれば、まさにその法律の趣旨の通り…

美しい日本の難しさ

「農相強気『実家は拠点』 領収書は公表せず またも閣僚、募る不信」 故松岡前農相の後を受けた赤城農相の不明瞭な会計報告が問題になっている。 参議院選が近づいていることもあって安倍首相も一生懸命擁護しているようだが・・・ 今の首相は「選挙」にとら…

優しく厳しい世界

「現実」に対する「非整合的」(矛盾)な契機だけが「変化」を可能にする。 その変化によってもたらされる一瞬間後の「結果」もまた「現実」であり、変化の契機であった非整合性はその一瞬間後においては既に縫合され「完全なる整合性」に修復される。 それ…

脱価値的な思考

時に脱価値的な思考を合理的だという。 「人の思い」や「情」は合理的思考を邪魔し、整合性を失わせる。 事実は事実そのものであることではじめて整合的だからである。 人に殴られて「痛い」と思えばそれだけで現実との整合性は失われる。 「痛くない」と我…