2009-01-01から1年間の記事一覧

自浄作用

事実はどうかわからないけれども、私は今の日本に閉塞感を感じる。 つまり、自らのシステムを修正するために自浄作用が働いてほしいときにそれが機能しない閉塞感といったらいいだろうか。 多くの誰もが「良くはない」と自覚しながらも、その「良くない」システ…

強制送還

フィリピン人のご一家の件は結局、家族を引き離すことになってしまったようだ。 これも村上春樹さんの言う「壁と卵」の一つなんだろうなと思う。 システム・概念・正論・一般化・抽象 そして国家や法律もその壁の一つだろう。 もともと「人」のための秩序で…

科学について少し

科学を考えようとすると、科学に対する一口にはいえないちょっと複雑な思いがある。 科学には夢があると思うし、科学には可能性があるとも思う。 知ることの喜び、思いがけない驚きもあればコントロールすることの快感もある。 その一方で何か急き立てられ、…

偶然_過去と今

「偶然」というものは昔も今と変わらず人の前に立ちはだかっていたのだと思う。 具体的な「偶然が見出される対象」はその時代により違うのだと思うけれど、そこに常に偶然を見出していたことは変わらないように思える。 今は規則的に現れていると認識さえて…

偶然_科学

頭でっかちである私が決定論的な思考傾向にあったとき、不確定性原理という概念を知り、何かすくわれたような気がした。 科学自身が未来を一意に決定できないことを証明したからだ。 つまり、私自身の明日はなんら決定しておらず、私の個性は偶然により裏付…

偶然_主観と客観

「偶然」というのは、予見できない,決定していないことにおいて主観に「意思」を開放してくれ、その「意思」によって行われた行為を人為的であるとすることはできると思える。 もし「必然」(決定論的)ならば、「意思」の居所は無い。 ことによると、この「意思…

偶然_可能性

人は現在を体系付けているけど、やはりそれは多くの「偶然」の結果なのだと思う。 人が宇宙から何か変化や違いを知覚する仕方(採用された手段)にも「偶然」はあるだろうし 何かを属性分けする仕方にも「偶然」はあるだろうし 何かを定量化する仕方にも「偶…

偶然_公理主義

まったくもって門外漢だけど、数学の公理主義というのは素人から見てもやはりおもしろそうだ。 専門的に数学を学ばない私のような者にとっては、「1(数)」は一個のことであったり、量の単位だったりなにかしら目に見え、「ある」(存在する)物として認識…

偶然

少し前に「偶然」について考える機会があったので、偶然について私自身はどう考えているのだろうと思い、頭に浮かぶままいくつか書き出してみようと思う。

あるがままに

私自身が「あるがままに」に直面したとき 「あるがまま」の「ある」とは一体「いかようにあるのか?」と疑問に思い それを問えば 「分からない。」 とか、 「たぶん〜だろう」 とか 場合によっては 「〜である」 なんて答え方になるのかもしれない。 そして…

精神力とか

(マクロ的)環境というものは常に変化はするけれど、それがマクロであるがゆえに一朝一夕には変えられない。 その環境というのは、たとえば「法」であったり「ルール」であったり「慣習」であったり、あるいは「惰性」だったりするかもしれない。 その環境…

停戦合意

イスラエルとハマスの間で、何とか停戦合意に至りそうだとのことでとりあえずは良かった。 しかし、中東の火種、パレスチナ情勢は変わらない。 いや、次の対立に向け、むしろ新たな怨嗟のエネルギーを蓄えたようにも思える。 イスラエルの人々にとって「苦難…

ブレとか一貫性とか

補正予算で給付金の問題が焦点になっているが、麻生総理は一貫してこの2兆円の給付金を頑固に主張している。 このような表現をすれば何やら立派に聞こえるけども、一体何に対して一貫性を保とうとしているのだろう。 野党が2兆円の給付金を切り離せば、法…