偶然_可能性

人は現在を体系付けているけど、やはりそれは多くの「偶然」の結果なのだと思う。
人が宇宙から何か変化や違いを知覚する仕方(採用された手段)にも「偶然」はあるだろうし
何かを属性分けする仕方にも「偶然」はあるだろうし
何かを定量化する仕方にも「偶然」はあるだろうし
定量化された何かに法則を見出す仕方にも「偶然」はあるだろうし。


今から過去を振り返れば、ひょっとするとそれは必然に見えるかもしれないが、「今」はその偶然の結果としてあらゆる可能性の中からたまたま現れているだけなのかもしれない。
その、奇跡的な偶然の産物により世界を認識している私には、それ以外の可能世界を表現する手段を持たない。
しかし、「具体的に」どういうものかを語ることはできなくても、メタ的に「まったく別の今」の「可能性の想像」はありうる。