2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

参議院選後

参議院選挙が終わった。 私は比例も個人に投票した。 結果は1.与党惨敗、2.民主躍進、3.小党後退 1.については正直ほっとしている。 2.については複雑 3.について寂しい 概ねベターではあるけど、手放しでは喜べない。 1.によってほっとしたのは政権の「独り…

良心

あらゆる価値を貨幣価値に置き換え可能であるという理想はやはり理想であって置き換えの効かない価値はあると思う。 ただ、それが人々の中にはあっても、経済理論のレイヤーでは数値化できないから「無いもの」として扱わざるを得ないだけなのだと思う。(関連…

格差そして「飢餓・貧困」

話は違うが・・・ 日本で問題となっている「格差」は、それは発展途上国で見られるような「飢餓」「貧困」と先進国との比較で表現される格差とその質は違うように思う。 もちろん「困窮の切実さ」に差が有るということではない。(関連エントリー:「感覚遊び3…

リアリスト(続き)

もし仮に、拝金主義イデオロギーが蔓延していて、それが格差の固定・拡大を生む蓋然性を感じるならば、「しょうがない」はさておき、まず感じていることは認めるしかない。 それが本来リアリストがとるべきスタンスというもの。 それが「現実」をただ現実として…

内田節

内田樹先生の「格差社会って何だろう」を読んだ。 以前『「格差」と「差」と「違い」』というちょっと似たようなエントリーを書いたことがある。 私のそのエントリーでは予想される反論(交錯する他のレイヤー)を意識した布石をゴテゴテと付け足しているけれども、…

必要悪2

「必要悪」 それは無いに越したことは無いが、あるかもしれない。 でも、それが露見すればただの「悪」。 当事者には不合理だろう。 が、その「悪」が名誉挽回できてしまうようでは秩序もまた崩壊する。関連エントリー:「必要悪」、「隙間を装う」

変な理屈

「赤城農相経費問題:父親が発言撤回 「今も活動拠点」」のなかで、経費の詳細公表要求に対する赤城農相のコメントが出ている。 『さらに野党が要求している経費の詳細な公表については、「法律で公表する必要がないのであれば、まさにその法律の趣旨の通り…

美しい日本の難しさ

「農相強気『実家は拠点』 領収書は公表せず またも閣僚、募る不信」 故松岡前農相の後を受けた赤城農相の不明瞭な会計報告が問題になっている。 参議院選が近づいていることもあって安倍首相も一生懸命擁護しているようだが・・・ 今の首相は「選挙」にとら…

優しく厳しい世界

「現実」に対する「非整合的」(矛盾)な契機だけが「変化」を可能にする。 その変化によってもたらされる一瞬間後の「結果」もまた「現実」であり、変化の契機であった非整合性はその一瞬間後においては既に縫合され「完全なる整合性」に修復される。 それ…

脱価値的な思考

時に脱価値的な思考を合理的だという。 「人の思い」や「情」は合理的思考を邪魔し、整合性を失わせる。 事実は事実そのものであることではじめて整合的だからである。 人に殴られて「痛い」と思えばそれだけで現実との整合性は失われる。 「痛くない」と我…

整合的であること

「現実」とはそれだけで完全なる「整合性」である。 人の「認識」「概念」そして「人の思い」が「現実」に不合理・不整合をもたらす。 そして人は概念的な生き物である。

またかよ

久間防衛相「原爆投下しょうがない」 いい加減この種の発言問題にコメントするのも嫌になるが無視もできないので・・・少しだけ。 「アメリカを恨まず」は(アメリカに限らず、過去に敵対した全ての対象に対して)そうあったほうがいいとは思う。 でも「原爆…