現代に

武士道からイメージされる戦いのような戦争はない。
戦士と戦士が向き合って正々堂々と戦うような戦争はない。
戦争に大儀を見ても戦場に大儀はない。
守るべき物のためにと思いながら本当に守るべき物を守る事もできない。
本当の敵の手先となって、本当の敵ではない者を殺す。
戦士が女子供を殺し,女子供が戦士を殺す。
肉体を殺さずとも心を殺す。
仮に美しい戦いがどこかにあっても美しい戦争なんてどこにもない。