2006-01-01から1年間の記事一覧

感覚遊び

右手を熱いお湯の中に入れ,左手を冷たいお湯の中に入れて、しばらくした後にぬるま湯に手を突っ込んでみれば片方は暖かく,片方は冷たく感じるだろう。 最初からどちらか一方に両手を突っ込んでいればそんな差は元からない。 明るい日差しの中で片眼を瞑り、ト…

古いカセットの発見

8月の中ごろに古い荷物の整理をしていたら昔のカセットテープが出てきた。 カセットはかなり捨てたと思うのだけれど残っているものもあったらしい。 私の場合カナダに行く前とそれ以降と音楽の連続性が分断されているのだけれど、これらは学生時代に聞いてい…

山口の高専で起きた事件

ん〜 私も5年間お世話になった高専ですので、他の高専の事とはいえ、やはり気になります。 まず第一に被害者の家族のためにも、ご自分の家族やお世話になっている人のためにも,そしてなにより御自身のためにも行方がわからないという男子学生には早く自ら出頭…

連想3

文系,理系ということが時々話題になる事がある。 ザックリ言えば、本来「目的」「前提」は文系的なものの領域で、そして「手段」(合理性)が理系的なものの領域なのかもしれない。 前者のレイヤーで後者を評価することはできず、後者のレイヤーで前者を評…

連想2

目的のないところに「合理」はあるのだろうか? 前提のないところに「合理」はあるのだろうか? 「目的」「前提」は合理的に分析しうるのか? 何がそれを目的ならしめ、何がそれを前提ならしめるのかといった「妥当性」は「合理」に関わる問題なのか? それと…

連想1

倫理は現実や事実から生まれるのだろうか? ひょっとして「願い」や「祈り」から生まれるのではなかろうか? 未だかつで現実や事実が倫理的根拠であったことなどあったのだろうか? 現実はいつも「願い」からは遠い。 それでも、僅かな可能性がそこに有るから生…

事故

福岡市で飲酒運転の車に追突され3人の子供がその犠牲となる事件があった。 悔しさ、無念さはいかほどであったことだろう。 こんな安っぽい言葉にしてしまうこと自体が申し訳ない。 「事故をゼロに」 などといえば 「ありえない」 「それが現実だ」 「もっと…

「プロボク」なんてどう?

先日ボクシングの試合を見た。 確かに後味が悪かった。 客寄せパンダにされてしまったボクサー一家を見るのも辛く、目を背けたくなる。 あの試合の後でも,自らを演じつづけなければいけない姿が映像に映ると、なおさらその思いは強くなる。 でも、あの試合…

メモ・メモ

●外向き、内向き 外に向けて発信したい報道が国内で論議を生み,内に向けて発信したい報道が外に論議を生むと言うことはあると思う。 ●そうしてはいけない理由はさしあたり無い そうしなければいけない理由が無いという事は、そうしてはいけない理由とは関係な…

グレーな部分

政教分離といっても欧米の現在のシステム、思想の根底には(それを意識しているかどうかは別にして)宗教が関わっているのではなかろうか。 政治から宗教をできる限り遠ざけようとの試みは概念としては合理的ではあるとは思うけれども、それを明確に実現でき…

もう一つ思い出した

直接は関係無いが国語つながりでもう一つ。 中学1年生のとき,国語でロゼッタストーンの発見エピソードを題材にした授業があった。 ロゼッタストーンにヒエログリフとギリシャ文字で書かれていたので、その発見によりエジプトのヒエログリフが初めて解読され…

そういえば

瀬戸さんの「文を書く」を読んで、とにかく国語が嫌いだった小中学時代を思い出した。 原稿用紙を見るだけで嫌だった。 本を読むのは嫌いではなかったくせに、読書感想文があるから読書自体が嫌いだと思い込んでいた。 (ちなみに、絵を書いたり、彫刻を彫っ…

決議案(その後)

北朝鮮に対する国連決議案は、日本の報道と見る限り内容は軟化されたとは言え中国・ロシアが「決議案」という形で合意した事で日本にとっては「成功」だという評価に落ち着いているようだ。 当初「強硬論」が出され,その時点では 「もし、中国(ロシアは中…

理想国家

優秀な軍事力を持ち、最高の諜報機関をもち、潜在的核保有国であり、超大国との絆が強く、誇りも高く、不屈であり,団結力も強く、外交力もあり、先制攻撃も辞さず、リスク管理に優れ、敵愾心を持つ隣国に対してもけして妥協しない。 今、日本が置かれた環境・…

ちょっと因果

人の世界の因果のようなものにどの程度の信頼度を置くかにはかなりバラツキがあると思う。 因果応報のようなものも、そのような感覚があるか無いか、有ったとしてもどのようなものをイメージしているかにも違いがあると思う。 人の「意思」を強く信ずるならば…

人の物質化

経済の原理が需要と供給で成り立っているならば、戦争は「恐怖心」に対して「安心(もどき)」を供給する経済活動であろう。 そこで消費されるのは物と人。 人を物質化してしまえば戦争は単なる消費である。 もし、軍事力が「安心」をもたらすならば軍事力は維持さ…

争い

イスラエルがヨルダンレバノン(注1)に空爆、海上封鎖を行い緊張状態が続いているという。 小泉首相の訪問はどうしても「場違い」のように映ってしまう。 ついでに言えばこれまで同様にブッシュ大統領は「自衛」として容認する構えのようだ。 イスラエルがあ…

memo

生贄、犠牲、見せしめ(理不尽)論理、合理、脱魔術(不合理)曖昧、超越(理不尽)回帰

決議案の延期

中国による北朝鮮説得のための安保理決議案の延期 決議案の法的拘束力を排除したい中露 ヒル国務次官補の訪中(北京)じきに、中国の説得の結果もでるだろう。その間に様々な駆け引きもあるのだろう。 「脅威」に対する温度差もきっとある。 立場の違いによる落と…

似つかわしくない事

多くの人が知る 「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」 と言う言葉 言葉は私でも知っている。 ウィトゲンシュタインが「論考」の最後を締めくくった言葉。 様々な文脈で引用されたり、聞かされたりしているから知らないでいる事が出来ない。 その様…

チェック

GSTの事を書いていて思い出した。 そういえば10年以上前の最後のタックスリターンのチェックとトラベラーズチェックがまだ数百ドル残っている。 カナダにスキーでいった時に使おうと思っていたのに、持っていくのを忘れて今もそのままどこかに眠っているはず。…

GST

※ココログに書こうと思ったけど調子が悪いのでこちらにUPします。(後で移すかも) そういえば、カナダで税金(GST[Goods & ServicesTax:連邦消費税])が下がったと言うNewsがあった。 極東ブログさんでも触れていた。 このGSTが導入(施行)された1991年にはカナダ…

今の「現実的」の本性

「古さ」と「比較的新しい古さ」の間で「比較的新しい古さ」に束縛されつつ「古さ」に郷愁を感じながら、どちらが正しいのかといったり来たり。 それ以外は「現実的」でないと言う。 何故かと問えば、「先例がないから」

〜のようになりたい

アメリカの「よう」になりたくとも、アメリカにならなければ、アメリカの「よう」にはならない。 システムは真似できても、歴史・思想の根本は簡単には真似できない。

「昔は良かった」だけでもない

子供の頃「世の中よくなった」とも大人から聞いていた。 「昔は酷かった。」 とも耳にした。 だから 「昔なんて知るか今は今で大変なんだ。」 なんて私は思っていた。 いつも大人は「昔は良かった」といっていたわけでもない。 「今は便利になった」には特に…

普通にひどい

麻痺できる事 身体的に 精神的に 人は上手くできている ひどくても麻痺がそれを普通に置き換えてしまう。 それが良い様でもあり悪い様でもあり... 「ただそうなっているようだ」と感じただけのことで「真実」でも「是非」でもないが...凄いなと思う。

2度おいしい

昔「一粒で二度おいしい」キャラメルがあった。 私ももっぱらキャラメルといったらそのキャラメルを好んでいた。 結構長く頭に残っているので良いコピーだったのだと思う。これとは全く関係無いのだけれど、今のマスメディア(報道)を見ていてこの「二度おい…

身近なことからアチラ側への飛躍(副題:脳内妄想)

「バッシング」(糾弾)もまた「法を守っているのに何が悪い」の集合の中の一つの要素か?法を破れば「バッシング」は「犯罪」だが、そのような「犯罪」を「バッシング」とはあまり表現しない。「バッシング」は形としては「強制」ではなく圧力(合法的な理不尽…

法やルールの前に倫理は切り捨てられるものか

「法やルールを守っているのに何が悪い」の裏には「法やルール」と「倫理」の対立状態があるのではなかろうか。 倫理は法やルールの素地であるべきでは無かろうか。 倫理観を素地に持たない法やルールとはどんなものであろうか?

人にとっての法

法も最初からそこにあるものではなく、永久に法が変らない訳でもない。 今は法が守られず治安の悪いところであってもかつては法が当然のように守られ治安がよかったところもあるだろう。 逆にかつては法が守られず治安が悪かったところでも、今では法が守ら…