多様の効用(追記)

芸術や絵画などは、作者が存命中は芽が出ず、その後に評価されるなどという事が良く有る。
発表時はマイナーで苦労を強いられるが、それを継続する事で世に出るということも有る。
これらは今でこそ価値があると見なされてはいるが、当初はほとんど見向きも去れない。
人物の歴史的評価もその時代で変わる事もあり、あるときは有用でない物があるときは有用であるという現象が起こる。
現在を彩る「人類にとって価値の有る先人の遺産」はこのようなものに満ちている。
決して今生きている個々の人にはその価値が見出す事がなくとも、それを現実的・合理的でないといってネグレクトしていたのでは未来を彩る遺産は残らないのだろうなぁ...と思ったりする。