その2

年金問題は過去の「経緯」を負っている。
その経緯とは、これに関わった個人・党派の「切実」さがもたらす「合理的な責任回避」による、「先送り」の積み上げ等だ。
2004年に年金がクローズアップされたときに、問題の本質を煙に巻いて強引にその場しのぎ的な法案で「先送り」してしまったツケでもある。
世俗的な現実世界では、まともな方向に向いたベクトルが確認されない限り、たとえ合理的には「いまさら」であろうとも、この「経緯」を無視しないし、収まりはしないだろう。
収まっても「蓄積」していくだろう。