できるのだからしてしまえ
政府・与党自民党にしてみると教育基本法にしても共謀罪にしても国民投票法案にしても「必要なのになぜ国民は理解しないのか」なんて思っているんだろうな。
「愛国心を強制するなんて誰も言っていない。」
とか
「一般国民に共謀罪を適用するなんて事は無い。」
とか
「改正するにしてもしないにしても法整備がされていないのは問題である。」
なんて声が聞こえてくる。
疑うのはあまり気持のいいものではないから、できれば信用したいものだ。
でも、どこまで本気でいっているのか分からないが、このようなことを口にしたり心底そのように信じている政治家にそのつもりは無くとも、別の誰かがこれを越えてこれらの法を利用しない可能性に対して何の歯止めにもならないし、そうなってもだれも責任など取りはしない。
それは、コレまでにそのような拡大解釈で利用された過去があり、不信ベースの社会を志向した政策の成果でもある。
「できてもしなかった」ことを「できるのだからしてしまえ」を実践してきた過去はその時はそれで終っても、いつまでも後を引く。