相互扶助社会と相互監視社会

似ているようでいて違うこの二つ。
違っているようでいて似ているこの二つ。
相互扶助社会は日本にかつてあり、風習、因習、儀式等により運営され、その非合理から避けられ消えつつある古い社会。
その結果生まれた「個の社会」においてそこで起き始めた「切実」な問題に対処すべく現れつつあるのが「相互監視社会」であり、ルールとシステムにより運営される合理的な新しい社会。
といった印象。
新しいとか古いとか言いながらも「相互干渉」である事には変りが無く、ただ「信頼」を基盤にしているか「不信」を基盤にしているかの違いでしかないようにも思う。
結果として起こりうる「人が感じる理不尽」にはどれだけの違いがあるのだろう。